ミニシュナ日記
困ったなぁと。 文章の書き方ってなかなかしっくりこなくていつも試行錯誤しているんだけど、なかなかピンとくる文体が見つからない。 今までの【ミニシュナ日記】は家の人が大好きな森見登美彦とか夏川草介みたいなちょっぴり古風な感じで書いてたけど、ち…
親子喧嘩の発端 本来ならば時の流れを忘れるほどに穏やかな時間が訪れるはずであった。 いつものようにソファに横たわり、明日の朝ご飯は何だろうとでも考えていれば次第に自分の見えている世界から夢の世界へと離脱していたというのに。 (もっともいくらご…
お気に入りはソファ 我が家にはベージュの革張りで少々年季の入ったソファがある。沈み過ぎずない適度に反発があり、陽が当たって温かい。それが何とも言い表しがたい心地よさと安心感を生み出す。 僕がそこに座るのを許されたのは最近の話だった。きっかけ…
確かに僕は留守番が苦手だ。それは認める。誰もいない家に一匹取り残されるのはどうにもさみしいものである。なんだか人知れず眠るミロのヴィーナスの腕にでもなった気分だ。 シュナウザーって留守番できないってよく聞く笑。いつもこんな感じ→ https://t.co…
帰省先から帰ってきた。 旅行は出発が一番楽しいものだとつくづく思う。こうして日記をつけていても、初めの2日分の記録はあるが最後の終わりはない。それは決して正月だからと炬燵に入り、のんびりミカンを食べていたからではない。断じて違う。単に何もな…
▼ 僕の格付けは何処か 2017年最後の晩、僕は家の人とその親戚に囲まれて過ごした。高等遊民である僕(そうでない犬は番犬か、あるいは野良だろう)は普段ふかふかのソファーの上で過ごしているのだが、帰省中はイグサを編み込んでできた畳というヘンテコな床で…
31日の朝 普段は遅くまで寝ている人たちが、今日は朝の5時に起きていた。 どうやら何か時間に追われているらしく、なんだか慌ただしかった。僕には事情がよく分からなかったけれど、朝の散歩にはいつも通り連れて行ってもらえるのだと思っていた。 家の中は…
犬は5秒前のことを忘れてしまう動物らしい。 だからいつそれに気が付いたのかを覚えているはずもなかった。 はじめはそれについて思案することもなかったのだが、あるとき自分自身が忘れ去られていくことに一抹の不安を覚えた。 何とかそれを防ぐ手立てはな…